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Googleアドセンスサイトの売却相場はいくら?平均18.1ヶ月分の計算式・種別倍率・アカウント譲渡不可の対処【2026年版】

2026-10-04

この記事の要点


アドセンスサイトの売却相場は月間営業利益×12〜24ヶ月分が基本計算式

Googleアドセンスサイトを含むWebメディアの売却相場は、月間営業利益に一定のヶ月数(倍率)を掛けた金額で決まる。

Googleアドセンスサイトの売却相場とは、月間営業利益に一定のヶ月数(倍率)を掛けた金額のことで、成約実績170件の平均倍率は約18.1ヶ月分です。

ラッコM&Aの公表データ(収益ありWebサイト、一般的なアフィリエイト・アドセンスブログ等)によれば、倍率の目安は12〜24ヶ月分。同社の成約実績170件(月間営業利益1万円以上・2019年12月〜2021年10月)では平均倍率は18.1ヶ月分だった。また1,050件の大規模分析(月間営業利益1万円以上・成約434件)でも17.8ヶ月分と、どちらも18ヶ月前後に収まっている。

月間営業利益×12〜24ヶ月分が基本計算式で、成約実績の平均倍率は17.8〜18.1ヶ月分だ。

倍率の幅(12〜24ヶ月分)が広い理由は、サイトのジャンル・収益の安定性・SEOの持続性によって実態が大きく変わるためだ。自分のサイトがレンジのどこに位置するかは、次の章のジャンル別倍率表で確認できる。

なお「月間営業利益」の定義は発行者によって異なる場合がある。サイトマは「直近半年の月間営業利益平均×20〜24ヶ月分」を「合意することが多い金額」として公表しており、レバレジーズM&Aアドバイザリーは「WEBメディア(アフィリエイト・まとめサイト)は月間営業利益×18〜30ヶ月分」と記載している。プラットフォームごとにたたき台の数字が異なるため、複数のサービスで査定を受けて比較することが重要だ。

ブログ売却の相場についてはジャンルを問わないブログ全般の倍率データを別記事でまとめている。


ブログのジャンル・種別で倍率は異なり、特化ブログは雑記より8ヶ月分高い

アドセンスブログを含むWebメディアは、ジャンルや種別によって査定の倍率が大きく変わる。自分のサイトがどの分類に入るかを確認することが、相場の精度を上げる第一歩だ。

ジャンル・種別別 倍率比較表

サイト種別 倍率レンジの目安 代表例
特化ブログ 平均23ヶ月分 特定テーマに絞った専門ブログ
雑記ブログ 平均15ヶ月分 複数テーマを扱う汎用ブログ
トレンド系・リスク高 6〜12ヶ月分 トレンド記事中心・中古ドメイン使用等

(出典: ラッコM&A公式メディア。条件: 収益ありサイト)

ジャンル別成約倍率の比較。特化ブログ23ヶ月分は雑記ブログ15ヶ月分より8ヶ月分高い
ジャンル別の成約倍率目安(ラッコM&A成約データより)。出典: ラッコ株式会社

特化ブログが高く評価される主な理由は「再現性」と「SEOの持続性」にある。特定テーマに絞り込まれたサイトは、アドセンス収益だけでなくSEO資産としての価値(被リンクの質・テーマの権威性)が買い手に伝わりやすい。

一方、トレンド記事中心のサイトや中古ドメインを使ったサイトはリスクが高いと判断されやすく、倍率が6〜12ヶ月分と低い水準にとどまる傾向がある。

複数の出典での倍率レンジの違い

各プラットフォームや仲介会社によって算定根拠が異なるため、同じサイトでも提示される評価額は一致しないことがある。査定額の開きが大きい場合は、プラットフォームごとの算定方法を確認することを推奨する。


収益がゼロ・低収益でも売れる根拠は成約実績データが証明している

「収益がほぼないから売れない」と考えて出品を諦めるケースは多いが、実際の成約データはその想定を否定している。

収益水準別 平均成約価格

月間営業利益の水準 平均成約価格 件数 出典
0円以下(ゼロ・マイナス) 約13.9万円 238件 ラッコM&A 1,050件分析
1円〜1万円未満 約19.5万円 378件 ラッコM&A 1,050件分析
1万円以上(収益あり) 平均倍率17.8ヶ月分 434件 ラッコM&A 1,050件分析

補足: 旧データ(170件分析)でも月間営業利益ゼロ・マイナスのサイト88件の平均成約価格は約11.2万円、そのうち10万円以上の成約が45%を占めた。

収益ゼロでも売れる理由は、買い手がドメインの年齢・被リンク資産・コンテンツの量・SEOの可能性に価値を見出すためだ。特にアドセンスサイトは、収益化設定を自分で行えば即座に収益化できる点が評価されやすい。

ただし収益ゼロのサイトは成約価格のばらつきが大きく、コンテンツの質・ドメインの状態・記事数によって大きく異なる。出品前にコンテンツの棚卸しを行い、資産価値を分かりやすく伝える準備が重要だ。


査定額を上げる要因と下げる要因を把握すれば出品前に手を打てる

相場の倍率はあくまで目安であり、同じ月収でも査定額は要因によって数ヶ月分上下する。出品前に把握しておくことで、準備段階で対策を打てる項目がある。

プラス評価になる要因

マイナス評価になる要因

リスク要因 評価への影響
YMYL領域(健康・医療・金融等) Googleアルゴリズムの影響を受けやすく将来性が不確実
属人性が高いコンテンツ 運営者交代後に品質維持が難しいと判断される
トレンド依存の記事構成 流入が長期的に維持されるか不確実
中古ドメイン使用 スパム歴・ペナルティ歴のリスクが評価に影響
アドセンス違反警告履歴 買い手が審査を受ける際に影響する可能性がある

マイナス要因の中で、出品前に対処できるものとそうでないものを区別することが重要だ。たとえばads.txtの整備や収益推移の記録整理は出品前に完了できる。一方、ドメインのリスク歴や記事のYMYL属性は変更が難しいため、価格設定の根拠として正直に開示するほうが交渉がスムーズになる。


アドセンスアカウントは買い手に譲渡できず、買い手は審査空白期間を覚悟する必要がある

アドセンスサイトの売却で最も見落とされがちな点が、Googleアドセンスアカウント自体は売却対象に含められないという制度上の制約だ。

Google AdSense公式ヘルプは「AdSenseアカウントを他のユーザーに譲渡することはできません」(Google LLCユーザーアクセス権FAQ)、「アカウントの所有権の譲渡は認められていません」(Googleお支払いプロファイルヘルプ)と明記している。買い手は自アカウントで再審査を受けるため、数日〜最大2〜4週間の広告収益ゼロ期間が生じる。

これは単なる利用規約上の制限ではなく、売却後の収益化スキームに直接影響する重大なリスクだ。

売却後に生じる流れ

  1. 売り手がサイトを譲渡する(ドメイン・サーバー・コンテンツの移転)
  2. 買い手は自分のGoogleアドセンスアカウントを使って、購入したサイトをアドセンスに新規追加申請する
  3. Googleがサイトを審査する(数日〜最大2〜4週間)
  4. 審査が承認されるまでの間、サイトに広告を表示できず収益がゼロになる期間が生じる

Google AdSense公式ヘルプ(AdSenseサイトリストへの追加)によれば、新しいサイトをアドセンスのサイトリストに追加した場合の審査期間は「通常、審査は数日で終了しますが、2〜4週間かかる場合もあります」とされている。

買い手が確認すべきデューデリジェンス項目

売り手側もこの問題を事前に理解していると、買い手との交渉がスムーズになる。買い手視点で見られる主な確認項目は以下の通り。

これらに問題がある場合、買い手のアカウントでの審査が通らないリスクや、承認後も広告の表示に制限がかかるリスクがある。売り手は自分のアドセンスアカウントの管理画面でポリシーセンターやアカウント状態を確認しておくことを推奨する。

なお違反警告履歴の詳細な確認方法については(アドセンス管理画面のポリシーセンターで違反警告履歴を確認できる。売却前に出品者自身でチェックしておくと安心)、Googleアドセンスの公式ヘルプを参照いただきたい。

結論として: アドセンスサイトの売却はアカウントを含めて引き継げないため、買い手は「審査空白期間中の収益ゼロ」を前提に価格交渉を行う。売り手はこのリスクを先に開示した上で交渉に臨むと、信頼性が上がり成約しやすくなる。


相場を正確に知る最短の方法は複数プラットフォームに無料査定を出すことで、手数料も0円から選べる

自分のアドセンスサイトの相場を正確に把握するには、計算式による試算だけでなく実際に査定を依頼することが最も確実だ。

主要プラットフォームの手数料比較

サービス名 売主手数料 買主手数料 最低手数料 特徴
ラッコM&A 無料 成約額の5% 最低55,000円・上限330,000円(1,000万円未満の場合) 売主の手数料が完全無料。個人の小規模サイト売却に適している
サイトマ 成約額の20%(税別) 記載なし 最低49.5万円(税込)・別途着手金33,000円(税込) 仲介会社が間に入る本格M&A仲介形式

(出典: ラッコM&A公式・サイトマ公式)

ラッコM&Aは売主の手数料が無料で、買主のみが成約額の5%を負担する。1,000万円未満の成約では最低55,000円・上限330,000円。個人が保有するアドセンスブログの売却では、費用面での敷居が低い選択肢となる。

サイトマは成約額の20%(最低49.5万円税込)を売主が負担する仲介手数料モデル。着手金33,000円(税込)も別途かかる。規模の大きい取引や専門家のサポートを重視する場合に向いている。

ブログ売却の査定の手順や必要書類については別記事で詳しく解説している。ブログ売却 無料査定の申込方法も参照いただきたい。

査定依頼は複数のプラットフォームに並行して出すことで相場感を把握しやすくなる。まずは無料で査定できるサービスを利用してみるのが手軽な第一歩だ。

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出品前に3つの準備をするだけで成約確率が上がり24時間以内に交渉が来るケースが約9割ある

ラッコM&Aの1,050件分析によれば、掲載から24時間以内に最初の交渉申込が発生するのは約9割の案件だ。一方で成約に至るかどうかは出品前の準備の質に大きく依存する。

出品前の3点準備

  1. **ads.txtの整備** — ads.txtはサイトルートに設置する不正広告防止ファイル。正しく設定されていないと審査や収益化に支障が出るリスクがあり、買い手からの信頼性にも影響する。出品前に設定状況を確認し、必要であれば整備しておく。
  2. 収益推移のスクリーンショット取得 — 直近6〜12ヶ月のアドセンス収益レポートのスクリーンショットを揃えておく。月別推移が確認できる形式が望ましい。買い手が収益の安定性と再現性を判断する最重要資料だ。
  3. コンテンツの棚卸し — 記事数・公開日・更新状況・上位表示キーワードの一覧をまとめておく。SEO資産の価値を数字で示すことで、成約価格の根拠として説明しやすくなる。

ブログ売却おすすめサービスの比較や詳細な選び方は別記事でまとめている。

税務上の注意: 法人保有サイトの売却は法人税の対象、個人保有の場合は所得の種類(事業所得・譲渡所得・雑所得等)によって扱いが異なる。売却前に必ず税理士に確認を。


よくある質問

Q1. アドセンスブログはいくらで売れますか?

月間営業利益に12〜24ヶ月分の倍率を掛けた金額が目安です。成約実績の平均倍率は17.8〜18.1ヶ月分(ラッコM&A公表データ)。ジャンルや記事品質によって倍率は大きく変わるため、計算式の試算はあくまで目安として、まず無料査定を依頼して実際の評価額を確認することを推奨します。

Q2. Googleアドセンスのアカウントも一緒に売れますか?

売れません。Google AdSense公式ヘルプは「AdSenseアカウントを他のユーザーに譲渡することはできません」と明記しています。売却されるのはドメイン・サーバー・コンテンツのみです。買い手は自分のアドセンスアカウントで対象サイトを新規申請し、審査を通過してから広告収益を得ることになります。

Q3. 収益がほぼゼロのサイトでも売れますか?

売れるケースが多くあります。ラッコM&Aの1,050件分析では、月間営業利益ゼロ以下のサイト238件が平均13.9万円で成約しています。またそのうちの旧データ(88件)でも10万円以上の成約が45%を占めました。コンテンツの量・ドメイン年齢・SEOの可能性を評価する買い手が一定数いるためです。

Q4. 買い手はアドセンスの審査にどれくらいかかりますか?

Google AdSense公式ヘルプによれば、新しいサイトをアドセンスのサイトリストに追加した場合の審査期間は「通常、審査は数日で終了しますが、2〜4週間かかる場合もあります」とされています。この審査期間中は広告収益がゼロになるため、買い手との価格交渉でこのリスクを念頭に置いておく必要があります。

Q5. アドセンスサイトの相場を自分で計算するにはどうしたらよいですか?

基本計算式は「直近6ヶ月の月間営業利益(平均)× 12〜24ヶ月分」です。雑記ブログは平均15ヶ月分、特化ブログは平均23ヶ月分が参考倍率です(ラッコM&A公表データ)。ただし実際の成約額は個別交渉で決まるため、この計算はあくまで参考値です。複数のプラットフォームで無料査定を取得して比較するのが最も実態に近い数字を得る方法です。

Q6. 売却後も自分のアドセンスアカウントは使えますか?

はい、使えます。売却されるのはサイト(ドメイン・コンテンツ)であり、あなたのアドセンスアカウントそのものは変わりません。売却後は譲渡したサイトを自分のアドセンスアカウントから削除し、他のサイトで引き続きアドセンスを利用できます。アカウント自体の権利は売り手に残ります。


まとめ

Googleアドセンスサイトの売却相場は「月間営業利益×12〜24ヶ月分」が基本で、成約平均は17.8〜18.1ヶ月分だ。特化ブログ(平均23ヶ月分)は雑記ブログ(平均15ヶ月分)より高く評価される傾向があり、収益ゼロでも平均13.9万円で売れた実績がある。

アドセンスサイト特有の注意点はアカウントが譲渡できないこと。買い手は自アカウントで審査を受けるため、数日〜2〜4週間の収益ゼロ期間が生じる。この事実を事前に開示して交渉に臨むことが成約率を上げるポイントになる。

売却の準備として、ads.txtの整備・収益推移のスクリーンショット・コンテンツ棚卸しの3点を出品前に済ませることで、掲載から24時間以内に交渉が来るケース(約9割)への対応がスムーズになる。

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