ブログ売却の相場はいくら?雑記・特化・収益ゼロ別の試算表と倍率の決まり方【2026年版】
2026-10-03

この記事の要点
- ブログ売却の相場は月間営業利益 × 12〜24ヶ月分の倍率で計算する。雑記ブログは平均15ヶ月分・特化ブログは平均23ヶ月分(ラッコM&A成約データ)
- 月間利益1万円以上の成約434件の平均倍率は約17.8ヶ月分で、そのうち8割が24ヶ月分以内で成約している
- 収益ゼロのブログでも45%以上が10万円以上で売却されており、記事数とPVが代替評価軸になる
- 査定前にGA連携とエビデンス提示を揃えると成約率が38%から54.5%に上がる(ラッコM&A調査)
ブログ売却の相場とは、月間営業利益に12〜24ヶ月分の倍率をかけた金額のことで、雑記ブログは平均15ヶ月分・特化ブログは平均23ヶ月分が目安です。
ブログ売却の相場は「月間営業利益×12〜24ヶ月」が基本で、平均成約は17.8ヶ月分
ブログ売却の相場の基本計算式は「月間営業利益 × 倍率(ヶ月数)」です。Webサイト・ブログ全般の倍率レンジは12〜24ヶ月分が相場とされており(ラッコ株式会社公表値)、実際の成約データでは月間利益1万円以上の434件の平均倍率が約17.8ヶ月分となっています。
成約した案件の80%が「利益の24ヶ月分以内」、93%が「利益の36ヶ月分以内」で成立しています(ラッコM&A 成約1,050件分析)。
このことから、倍率が24ヶ月を大幅に超える価格設定は成約しにくく、12〜24ヶ月分のレンジが実際の市場の中心帯であることがわかります。
倍率が12〜24ヶ月になる理由 — 投資回収期間のロジック
倍率のレンジが「12〜24ヶ月」に収束するのは、買い手が「投資を回収できるまでの期間」を目安にしているためです。たとえば月利益10万円のブログを18ヶ月分(編集部算出)で購入した場合、買い手は毎月の収益で18ヶ月後に元本を回収できる計算になります。
買い手がリスクをどう見積もるかで倍率が変わります。収益が長期安定しやすいと判断されるブログほど「長く待っても回収できる」と評価され、倍率が高い水準に決まります。逆にトレンド記事中心でアクセスが急落しうるブログは「短期間で回収しないとリスクが高い」とみなされ、6〜12ヶ月分という低い倍率に落ち着きます。
倍率が上がる要素と下がる要素の代表例を示します。
| 評価の方向 | 要素 | 倍率への影響 |
|---|---|---|
| 倍率が上がる | 特定テーマへの特化・長期安定した収益・複数収益源 | 高い倍率(20〜24ヶ月分に近づく) |
| 倍率が上がる | 継続更新の実績・高品質コンテンツ・SNS資産 | 高い倍率 |
| 倍率が下がる | トレンド記事中心・中古ドメイン使用 | 低い倍率(6〜12ヶ月分) |
| 倍率が下がる | 運営者の属人性が高い・YMYL領域(医療・法律等) | 低い倍率 |
雑記は15ヶ月・特化は23ヶ月が平均で、月収帯×種別の試算表で概算がわかる
ブログ種別ごとの相場倍率はラッコM&Aの成約データから公表されています。雑記ブログは月間利益の15ヶ月分、特化ブログは23ヶ月分が成約平均の目安です。
ブログ種別×月収帯の売却試算表(編集部算出)
下表は各種別の成約平均倍率(ラッコM&A公表値)と月間営業利益を掛け合わせた目安の売却価格です。実際の成約価格は記事数・ドメインエイジ・収益の安定性・買い手の需要によって変動します。
| ブログ種別 | 倍率(成約平均) | 月利3万円の試算 | 月利5万円の試算 | 月利10万円の試算 |
|---|---|---|---|---|
| 雑記ブログ | 15ヶ月 | 約45万円 | 約75万円 | 約150万円 |
| 特化ブログ | 23ヶ月 | 約69万円 | 約115万円 | 約230万円 |
| リスク型(トレンド系・中古ドメイン等) | 6〜12ヶ月 | 約18〜36万円 | 約30〜60万円 | 約60万円〜 |
試算額は「月間営業利益 × 各種別の成約平均倍率」で編集部が算出した目安です。雑記ブログ15ヶ月・特化ブログ23ヶ月の倍率はいずれもラッコ株式会社の成約データに基づく公表値です。
特化ブログが雑記ブログより8ヶ月分高い評価を受ける背景には、「収益の再現性」があります。特定のテーマに絞ったブログはターゲット読者が明確で収益モデルが予測しやすいため、買い手が長期保有しやすいと判断されます。雑記ブログは記事ジャンルが分散しているため収益の安定予測が立てにくく、その分だけ倍率が低くなります。
成約金額の推移(2022→2025年)
ラッコM&Aの成約金額は2022年以降、年ごとに拡大しています。
| 年 | 成約金額(ラッコM&A) | 成約件数 |
|---|---|---|
| 2022年 | 約7.15億円 | − |
| 2023年 | 約10.08億円 | − |
| 2024年 | 約11.88億円 | 1,678件 |
| 2025年 | 約11.52億円 | 1,578件 |
2024年は成約金額・成約件数ともに過去最高を記録しました(ラッコ株式会社プレスリリース)。2022年の約7.15億円から2024年の約11.88億円へと大幅に拡大しており、サイト売買市場の需要が継続的に伸びていることがわかります。2025年の成約金額は11.52億円と前年をわずかに下回りましたが、依然として2022年・2023年を上回る水準を維持しています。
収益ゼロでも45%が10万円以上で売れており、PVと記事数が代替評価軸になる
「収益がないブログは売れない」という誤解は数値で否定できます。ラッコM&Aの成約データによると、月間利益ゼロ・マイナスのサイト238件の平均成約価格は約13.9万円でした。
収益なしのブログでも45%以上が10万円以上で売却され、23%が20万円以上で成約しています(ラッコM&A公表値)。
収益ゼロの場合に買い手が代わりに評価する指標は主に2つです。
1PVあたりの単価: 月間利益が1円〜1万円未満の378件では、1PVあたりの平均成約価格が221.9円(ラッコM&A成約データ)となっています。アクセスがあるブログであれば、PV数が多いほど資産価値として評価される傾向があります。実際の成約価格はPV以外の要素も加味されます。
1記事あたりの単価: 同じ月間利益1円〜1万円未満の378件では、1記事あたりの平均成約価格が2,370.8円(ラッコM&A成約データ)でした。記事数が多いほど資産価値として評価される傾向がある指標です。
収益がゼロでも売れる理由は、買い手が「コンテンツ資産の育成ポテンシャル」を評価するためです。蓄積された記事・ドメインエイジ・アクセス実績・被リンクなどは、買い手が手を加えることで収益化できる資産として映ります。自分では価値を感じにくくなったブログでも、別の運営者が活かせる資産を持っている場合があります。
当サービスの買取事例では、実際にどのようなブログが売却されたか事例で確認できます。
GA連携とエビデンス提示で成約率は38%→54.5%に上がるため、売却前準備が相場を左右する
査定を申し込む前の準備が、成約のしやすさと成約価格の両方に影響します。ラッコM&Aの調査によると、エビデンス・GA連携の両方がない案件の成約率は38%であるのに対し、両方ある案件の成約率は54.5%に達しています。
GA連携とエビデンス提示がない案件は成約率が38%。両方揃えると**54.5%**になります(ラッコM&A調査)。査定前準備の効果が数値で明確に現れています。
買い手が慎重になる最大の理由は「買った後の収益が申告通りか確認できない」という不確実性です。GA連携によって第三者が確認可能なアクセスデータを提示できれば、買い手の不安を取り除き価格交渉がスムーズになります。
準備する3点セットの目安を示します。
| 準備物 | 目的 | 取得先 |
|---|---|---|
| 月次利益のエビデンス(直近3〜6ヶ月分) | 収益の実態を証明する | ASP管理画面・アドセンス管理画面のスクリーンショット |
| GoogleアナリティクスのPVデータ | アクセスの実態を証明する | GAのGA連携機能または月次レポートのスクリーンショット |
| 記事数(公開済みのみ) | コンテンツ資産量を示す | CMS管理画面の公開記事数 |
準備に関するより詳しい手順はブログ売却の査定申込と準備で解説しています。
「再現性・コンテンツ品質・SNS資産」があると相場より高値になる
倍率の範囲(12〜24ヶ月)の中で、買い手がどの水準で値付けするかは「誰が運営しても同じ収益が上がるか」という再現性の評価で決まります。
相場を上回る高値になりやすい要素(ラッコ株式会社公表値)を示します。
- 誰でも運営可能な仕組み: 運営手順が整理されており、引き継いだ後も収益が維持できる構造になっているブログ
- 高品質なコンテンツ: SEO的に評価されているコンテンツ資産を持ち、検索順位が安定している
- SNS資産の引き継ぎ: フォロワーを持つSNSアカウントをブログとセットで譲渡できる
- 特別単価の引き継ぎ: 高単価のASP案件で特別承認を受けているアカウントが譲渡できる
- ブランド力: 特定ジャンルで認知を得ているブログ名やドメインを持つ
- 複数の収益源: アドセンス・アフィリエイト・有料コンテンツなど収益が分散している
これらの要素は倍率の計算式とは別に評価に加算される要素です。月利益が同じ2つのブログでも、再現性や付随資産の有無で成約価格に大きな差がつくことがあります。
トレンド系・中古ドメイン・YMYLジャンルは倍率が6〜12ヶ月まで下がる
倍率が低い評価になる要素を把握しておくと、査定前に改善できる点が見つかる場合があります。
倍率を下げる要素と理由を示します。
| リスク要因 | 倍率への影響 | 理由 |
|---|---|---|
| トレンド型コンテンツ中心 | 6〜12ヶ月分 | 特定トレンドの消滅やアルゴリズム変動でアクセスが急落するリスクがある |
| 中古ドメインを使ったSEO構成 | 6〜12ヶ月分 | Google のリンクスパムポリシーの対象になりうる |
| YMYL領域(医療・法律・金融等) | 低めの倍率 | E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の証明が難しく、評価が不安定になりやすい |
| 運営者の属人性が高い | 低めの倍率 | 著者の顔出し・個人名が強くブランド化していると、引き継ぎ後に収益が維持できない |
これらのマイナス要因を抱えていても、改善できるものは査定前に対処しておくと評価が変わる場合があります。たとえば「更新が止まっている」状態は査定前に数記事を更新するだけで「活きているサイト」という印象を与えられます。
避けたい判断 / こうすればOK
| 避けたい判断 | こうすればOK |
|---|---|
| 収益が落ちてから慌てて売る | 収益が安定している時期に査定を申し込む |
| トレンド記事を大量に追加してPVを増やしてから売ろうとする | 長期安定するコンテンツへの比率を上げてから査定に出す |
| YMYLコンテンツをそのままにする | 監修者情報・参考文献を整備して信頼性の根拠を示す |
| 運営者の名前に依存した内容のまま売る | 引き継ぎマニュアルを作成して「誰でも運営できる」状態を示す |
手数料と税制を把握してから査定額を比較するとネット手取りが変わる
売却価格だけでなく、手数料と課税の仕組みを把握してから実質の手取りを計算することが重要です。
手数料の構造(ラッコM&A)
ラッコM&Aでは売り手の手数料は成約時0円です(ラッコ株式会社公表値)。買い手側には成約金額の5%・最低55,000円(税込)の手数料がかかります(成約金額1,000万円未満の場合)。
売り手手数料が0円であるため、ブログの売却価格がそのまま手取り額の計算の起点になります。ただし公開範囲限定オプションを使う場合は売り手に別途手数料が発生する場合があります。申込前に各サービスの最新の料金ページで確認してください。
税制の概要(国税庁 No.3152・取得日: 2026年10月3日)
ブログを売却して得た譲渡所得は、国税庁「No.3152 譲渡所得の計算のしかた(総合課税)」に基づき、総合課税の譲渡所得として扱われます。
| 区分 | 条件 | 合算する金額 |
|---|---|---|
| 短期譲渡所得 | 所有期間5年以下 | 譲渡所得金額の全額 |
| 長期譲渡所得 | 所有期間5年超 | 譲渡所得金額の1/2 |
特別控除は最高50万円(短期・長期の合算後に適用)です。所有期間が5年を超える長期譲渡所得は、課税対象となる金額が2分の1になるため、実質的な税負担が小さくなります。
長期譲渡所得の計算例: (売却価格 − 取得費 − 譲渡費用 − 特別控除50万円) × 1/2 が他の所得と合算されます(編集部算出。国税庁 No.3152の計算式に基づく)。
確定申告では取得費の算出方法・経費の扱い・他の所得との合算による税率の変動など個別事情が生じます。売却額が大きい場合や申告に不安がある場合は、税理士または最寄りの税務署にご確認ください。
査定を申し込む前に「月次利益のエビデンス・PV数・記事数」を整えると有利
査定の精度を上げ、成約率を高めるために、申込前に3点の準備を整えることを推奨します。
- 月次利益のエビデンス(直近3〜6ヶ月): ASPやアドセンスの管理画面から月次の収益実績を確認し、スクリーンショットを用意する
- 月間PV数(GoogleアナリティクスまたはGA連携): 直近のアクセス数を計測できる状態にしておく。GA連携の設定がない場合は査定前に設定を完了させておくと成約率が上がる(成約率54.5%対38%の差)
- 公開記事数: CMS管理画面から公開済み記事の件数を確認しておく
月間営業利益の計算には「売上から経費を引いた額」を使います。サーバー代・ドメイン代・外注費・ツール費用などを売上から引いた後の金額が倍率計算の基準になります。
準備が整ったらブログ売却の査定申込と準備から各サービスの無料査定を申し込むことができます。またブログ売却の無料査定では無料査定の具体的な手順を解説しています。
ブログの種別(雑記・特化・トレンド)と月収規模を確認したうえで、ブログ売却の査定申込と準備から無料査定を申し込んでみてください。当サービスでもサイトM&Aの無料査定をご案内しています。
まとめ:ブログ種別と月収帯を確認してから査定を申し込もう
ブログ売却の相場を把握するための要点を整理します。
- 相場の計算式: 月間営業利益 × 12〜24ヶ月分の倍率。成約平均は17.8ヶ月分(月利1万円以上の434件)
- 種別の目安: 雑記ブログ15ヶ月分・特化ブログ23ヶ月分・リスク型(トレンド系等)6〜12ヶ月分
- 収益ゼロでも: 平均成約13.9万円・45%以上が10万円超で成約した実績あり
- 高値になる条件: 再現性・コンテンツ品質・SNS資産・複数収益源
- 低い評価になる要因: トレンド型・中古ドメイン・YMYL・属人性
- 査定前準備: GA連携とエビデンス提示で成約率が38%から54.5%に向上
次のステップとして、査定申込の具体的な手順はブログ売却の査定申込と準備で、サービスの選び方はブログ売却におすすめのサービスでそれぞれ確認できます。
よくある質問
Q1. ブログ売却の相場はどうやって計算しますか?
月間営業利益に倍率(ヶ月数)をかけて算出します。Webサイト・ブログ全般の倍率レンジは12〜24ヶ月分が相場で、成約平均は約17.8ヶ月分です(ラッコM&A 月利1万円以上434件の分析)。雑記ブログは15ヶ月分、特化ブログは23ヶ月分が成約平均の目安になります。月利5万円の雑記ブログなら約75万円、特化ブログなら約115万円が試算の目安です(編集部算出)。
Q2. 収益ゼロのブログでも売れますか?
はい、売れます。ラッコM&Aの成約データでは、月間利益ゼロ・マイナスの238件の平均成約価格は約13.9万円で、そのうち45%以上が10万円以上、23%が20万円以上で成約しています。収益がない場合でも、月間PVや記事数が代替評価軸になります。月間利益1円〜1万円未満の378件では、1PVあたり221.9円・1記事あたり2,370.8円の平均成約単価が出ています。
Q3. 雑記ブログと特化ブログで相場はどう違いますか?
ラッコM&Aの成約データでは、雑記ブログの平均倍率が15ヶ月分・特化ブログが23ヶ月分です。月利10万円の場合、雑記ブログは約150万円・特化ブログは約230万円が試算の目安になります(編集部算出)。差が生じる理由は「収益の再現性」で、特化ブログは収益モデルが予測しやすく、買い手が長期保有しやすいと評価されるためです。
Q4. 売却してから入金まで手数料はかかりますか?
ラッコM&Aでは売り手の手数料は成約時0円です。買い手には成約金額の5%・最低55,000円(税込)の手数料がかかります(成約金額1,000万円未満の場合)。売り手手数料が0円のため、査定価格がそのままネット手取りの計算起点になります(公開範囲限定オプション使用時を除く)。
Q5. ブログを高く売るために査定前にやることは何ですか?
3点の準備が効果的です。まずGA連携とエビデンス提示を揃えることで成約率が38%から54.5%に上がるというデータがあります(ラッコM&A調査)。具体的には①月次利益のエビデンス(ASP・アドセンス管理画面の直近3〜6ヶ月分)、②Googleアナリティクスの月間PVデータ(GA連携の設定)、③公開済み記事数の確認の3点です。詳細はブログ売却の査定申込と準備をご覧ください。
Q6. トレンドブログの売却相場はなぜ低いのですか?
トレンド型のブログは倍率が6〜12ヶ月分に下がります(ラッコM&A公表値)。理由は、特定のトレンドが消滅したりアルゴリズム変動が起きたりすることで、アクセスと収益が急落するリスクがあるためです。買い手は「投資回収期間中に収益が維持されるか」を最重視するため、急落リスクが高いほど倍率が短くなります。
Q7. ブログ売却で得た利益には税金がかかりますか?
はい、総合課税の譲渡所得として課税対象になります(国税庁 No.3152・取得日: 2026年10月3日)。最高50万円の特別控除があり、所有期間が5年超の長期譲渡所得は課税対象となる金額が2分の1になります。具体的な確定申告の方法については税理士または最寄りの税務署にご相談ください。
