ブログ売却の査定相場と申込準備ガイド【2026年版・収益ゼロでも対象】
2026-09-29

この記事の要点
- ブログの売却相場は月間営業利益の12〜24ヶ月分。雑記ブログは15ヶ月分、特化ブログは23ヶ月分が目安(ラッコM&A成約データ)
- 収益ゼロのブログでも平均13.9万円で成約した実績がある(ラッコM&A 238件の分析)
- 査定を申し込む前にGoogleアナリティクスのデータと直近の収益履歴を手元に準備しておくと手続きがスムーズになる
- 主要3サービス(ラッコM&A・サイトマ・サイトキャッチャー)はいずれも売り手への無料査定を提供している
ブログの売却とは、運営しているブログサイトを第三者に譲渡して対価を得る行為のことです。月間営業利益の12〜24ヶ月分が相場となり、無料の査定サービスを使えば0円から始められます。
ブログは月間営業利益の12〜24ヶ月分で売却できる
ブログ売却の相場の基本計算式は「月間営業利益 × 倍率」です。倍率はブログの種別やリスク水準によって異なり、Webメディア全般では12〜24ヶ月分が相場の範囲とされています(ラッコ株式会社公表値)。
| ブログ種別 | 相場倍率 | 月利益5万円の場合の試算額(編集部算出) |
|---|---|---|
| 特化ブログ | 23ヶ月分 | 約115万円 |
| 雑記ブログ | 15ヶ月分 | 約75万円 |
| リスク高(トレンド系・中古ドメイン等) | 6〜12ヶ月分 | 約30〜60万円 |
試算額は「月利益5万円 × 各倍率」で編集部が算出した目安です。実際の成約価格は記事数・ドメインエイジ・収益の安定性・買い手側の需要によって変動します。
月間利益1万円以上のサイト434件の成約平均倍率は約17.8ヶ月分(ラッコM&A成約データ)となっています。この数値は全ジャンルの平均であり、特化ブログ(23ヶ月分)のほうが雑記ブログ(15ヶ月分)より高い評価を受ける傾向があります。
倍率が「12〜24ヶ月分」という広いレンジを持つのは、買い手がブログの将来収益を予測する難しさを反映しているためです。トレンド記事中心のブログは検索アルゴリズムの変動やトレンド消滅によってアクセスが急減するリスクがあるため6〜12ヶ月分の低評価になりやすく、逆に特定ジャンルに特化して継続更新されているブログは収益の持続性が高いと判断され23ヶ月分前後の高評価を受けます。自分のブログがどの種別に該当するかを把握したうえで試算すると、売却の判断がしやすくなります。
収益ゼロのブログでも平均13.9万円で売却された実績がある
「収益がないブログは売れない」という思い込みは数値で否定できます。ラッコM&Aの公開データによると、収益ゼロ・マイナスのサイト238件の平均成約価格は約13.9万円でした。
| 収益状況 | 成約件数 | 平均成約価格 |
|---|---|---|
| 利益ゼロ〜マイナス | 238件 | 約13.9万円 |
| 月間利益1円〜1万円未満 | 378件 | 約19.5万円 |
収益なしのブログでも45%以上が10万円以上で売却されています(ラッコM&A公表値)。
なぜ収益ゼロでも売れるのかというと、買い手が評価するのは「月間収益」だけではないためです。蓄積されたコンテンツ資産・ドメインエイジ・アクセス履歴・特定のテーマへの強み・SEO評価(被リンクなど)が複合的に判断されます。収益がゼロでも、記事数が多く特定ジャンルに集中していて、ドメインが一定の年数を経過しているブログは、買い手にとって「育てれば収益化できる資産」として映ります。自分ではメリットを感じなくなったブログでも、別の運営者が手を入れれば価値を生む可能性があるため、「収益がないから売れない」とあきらめる前に無料査定で確認することを推奨します。
ブログ売却の成約事例では、実際の条件と成約価格の詳細を確認できます。
売れるブログには「継続更新・特定テーマ・収益の透明性」の3条件がある
査定額が高くなるブログと低くなるブログには明確な差があります。買い手は「買った後も安定して収益・アクセスが維持されるか」を最重視するため、その予測可能性が査定に直結します。
3条件それぞれの理由を整理します。「継続更新」については、Googleの評価基準において更新頻度が検索順位の維持に影響するため、定期的な記事追加の実績があるブログは引き継いだ後もアクセスを維持しやすいと判断されます。「特定テーマ」については、特化ブログはターゲット読者層が明確でASPやアドセンスの単価が安定しやすく、買い手が収益予測を立てやすいという特徴があります。雑記ブログは記事の方向性がばらつくため収益の再現性が低いと見なされ、査定倍率も低くなります。「収益の透明性」については、売却後に期待通りの収益が上がらなかった場合のトラブルを防ぐため、ASPやアドセンスの管理画面データで収益履歴を実証できることが買い手の安心感につながります。
売却されたサイトの実例を参照すると、高評価を受けたサイトの共通点が分かります。
避けたい判断 / こうすればOK
| 避けたい判断 | こうすればOK |
|---|---|
| 収益が落ちてから慌てて売ろうとする | 収益が安定している時期に査定を申し込む |
| 収益の証跡(スクリーンショット等)を準備しない | ASPやアドセンスの管理画面で直近6ヶ月の収益履歴を用意する |
| 雑多なジャンルを混在させたまま売却する | 特定テーマへの集約を進めてから査定に出す |
| 更新が1年以上止まっている | 査定前に最低でも数記事を追加・更新し「活きているサイト」を示す |
売れやすいブログの特徴
- 特定テーマに絞った「特化ブログ」
- 継続的に記事が更新されている
- Googleアナリティクスで月間PV・ユーザー数が計測できる
- ASP・アドセンス等の収益データが透明で買い手に開示できる
- 収益構造が複数ある(特定ASP1社依存でない)
売れにくいブログの特徴
- トレンド記事のみ・中古ドメインを使ったSEOスパム的な構成
- 直近の更新が長期間なく、アクセスが急落している
- 収益の根拠データを出せない
- 個人の日記色が強く、運営者が変わると価値が失われる内容
査定を申し込む前にGAデータと直近6ヶ月の収益履歴を用意しておく
査定の精度と手続きのスムーズさは、事前準備の量で変わります。ラッコM&Aの自動査定ツール(無料)に入力する項目を元に、準備物をまとめました。
| 準備物 | 取得先 | 補足 |
|---|---|---|
| 月間営業利益(円) | ASP管理画面・アドセンス管理画面 | 収益ゼロの場合は0と入力 |
| 月間売上(円) | 各収益源の管理画面 | 利益と売上は分けて記録 |
| 月間PV数・月間UU数 | Googleアナリティクス | 直近の数値を確認 |
| 記事数(公開済み) | WordPress等の管理画面 | 下書き・非公開は含めない |
| サイトカテゴリ | 自己記入 | 特化ジャンルを具体的に |
| 収益モデル | 自己記入 | ASP名・アドセンス・直接販売等 |
| 特定事項 | 自己記入 | 法令・著作権・特許等の課題があれば |
| 譲渡後の運営維持 | 自己記入 | 引き継ぎ可否・サポート期間 |
| 直近の運営状況 | 自己記入 | 直近の更新頻度・課題等 |
査定ツールに「直近6ヶ月」の参照期間の明示はありませんが、可能な範囲で直近6ヶ月分のデータをまとめておくと、査定担当者への補足説明が容易になります。
準備の際にありがちな疑問点を補足します。「月間営業利益」と「月間売上」は区別して記録してください。売上からサーバー代・ドメイン代・外注費・ツール費用などの経費を引いた額が「営業利益」であり、査定の倍率計算の基準になる数値はこちらです。Googleアナリティクスのデータは、サイト全体の月間PV数とユーザー数を「過去3〜6ヶ月の平均」で把握しておくと査定時の説明がしやすくなります。収益ゼロのブログについては利益欄に「0」を入力してそのまま申し込んでください。自動査定でも人的査定でも収益ゼロのサイトは受け付けており、コンテンツ資産やアクセス実績に基づいて価格が算出されます。
収益・アクセス数を実態より多く申告することは後日トラブルの原因になります。実際の数値を誠実に記入してください。
売却の流れは「査定→交渉→契約→エスクロー→移行→入金」の7ステップで進む
ブログ売却は感覚的に「難しそう」と思われがちですが、サービスを使えば手順は整理されています。ラッコM&Aの売却フロー(7ステップ)をベースに手順を示します。
- 自動査定(任意) — 無料の自動査定ツールで事前に相場感を確認する
- 売却サイト登録 — サービスに売却希望のサイト情報を登録・掲載する
- 売買交渉 — 興味を持った買い手と交渉。条件・価格・引き継ぎ内容を詰める
- 事業譲渡契約 — 条件合意後に事業譲渡契約書を締結する
- エスクロー — 買い手が代金をエスクロー(第三者預かり)に入金する
- 移行・検収 — ドメイン・サーバー・ASPアカウント等を引き渡し、買い手が検収する
- 取引完了・入金 — 検収完了報告後、3営業日以内に売主指定の銀行口座に送金される
エスクローがあることで、買い手が「サイトを受け取ったのに代金を払わない」、売り手が「代金を受け取ったのにサイトを渡さない」といったトラブルを防ぐ仕組みになっています。
各ステップでつまずきやすいポイントを補足します。**ステップ1(自動査定)**では、月間営業利益・月間PV数・記事数を事前に手元に用意しておくと入力がスムーズです。正確な数値がない場合でも概算で入力できます。**ステップ3(売買交渉)**は期間が最も読めないステップです。価格帯・引き継ぎの手間・サポート条件によって買い手の反応が大きく変わるため、初期掲載価格の設定が重要です。事業譲渡契約の締結時は、引き継ぎ対象の範囲(ドメイン・サーバー・SNSアカウント・ASPアカウントなど)を明記しておかないと後のトラブル原因になります。**ステップ6(移行・検収)**では、ドメインのレジストラ移管・サーバーアカウントの名義変更・ASP登録情報の変更など複数の手続きが重なります。作業リストをあらかじめ整理しておくと移行がスムーズです。検収完了後3営業日以内に銀行振込が行われます(ラッコM&A公表値)。
査定から完了まで数週間〜数ヶ月かかるケースが多く、価格・買い手との相性・契約条件の詰め具合によって期間は変わります。サイト売却の成約事例で実際の取引の流れを参照できます。
無料査定はラッコM&A・サイトマ・サイトキャッチャーで手数料と査定スピードが異なる
無料査定を提供している主要3サービスの手数料・査定スピードを比較します。いずれも売り手が査定を申し込むこと自体は無料ですが、成約時の手数料の構造が異なります。
| サービス | 売り手手数料 | 最低手数料 | 査定回答期間 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ラッコM&A | 成約時0円 | なし | − | 売主の85%が個人(2026年9月8日時点)。成約事例6,989件以上公開 |
| サイトマ | 成約額の20%(税別) | 49.5万円(税込) | 2営業日以内 | 着手金33,000円(税込)〜。担当者が個別対応 |
| サイトキャッチャー | 売買代金の3%(直接交渉プラン) | 55,000円(税込) | 24時間以内のクイック査定 | 直接交渉プランは手数料率が低い |
避けたい判断 / こうすればOK
| 避けたい判断 | こうすればOK |
|---|---|
| 1社にだけ査定を出して比較しない | 複数サービスに同時に査定を申し込み、提示価格と担当者の対応を比較する |
| 手数料率だけで選ぶ | 最低手数料額・査定スピード・サービスの成約実績を総合して選ぶ |
| サイトマに小規模ブログを出す | 最低手数料49.5万円(税込)があるため、売却価格が低い場合はコストが割高になりうる |
ラッコM&Aは売り手手数料が成約時0円である点が特徴的です。サイトマは担当者による手厚いサポートを受けたい場合や、ある程度の規模のブログに向いています。サイトキャッチャーの直接交渉プランは手数料率が3%と低く、高額での売却を目指す場合のコスト抑制に有利です。
サービス選択の実際的な目安を補足します。サイトマの最低手数料は49.5万円(税込)であるため、低価格帯の売却案件では最低手数料が成約額に占める割合が高くなります。小規模ブログであれば、売り手手数料が成約時0円のラッコM&Aを最初の査定先にすることがコスト面で合理的です。一方、ラッコM&Aでは成約事例6,989件以上が公開されており、掲載前に過去の同ジャンルの成約価格帯を確認することで、自分のブログの相場感を把握しやすくなります。複数サービスに査定を出す場合は、各サービスの条件(専任・非専任など)を申込前に確認するとトラブルを防げます。
各サービスの手数料・条件は変更される場合があります。申込前に各サービスの公式ページで最新情報をご確認ください。
ブログ売却の相場と査定の流れを把握したら、まず無料査定でご自身のブログの価格感を確認してみてください。当サービスでもサイトM&Aの無料査定をご案内しています。
ブログ売却の利益は総合課税・特別控除50万円の対象になる
ブログ売却で得た利益(譲渡所得)には税金がかかります。正確な情報を把握しておきましょう。
国税庁「No.1460 譲渡所得(土地、建物及び株式等以外の資産を譲渡したとき)」によると、ブログのような事業用資産の売却益は総合課税の譲渡所得として扱われます。
課税の仕組みの概要
| 区分 | 条件 | 合算する金額 |
|---|---|---|
| 短期譲渡所得 | 所有期間5年以下 | 譲渡所得金額の全額 |
| 長期譲渡所得 | 所有期間5年超 | 譲渡所得金額の1/2 |
特別控除額は最高50万円です。短期と長期の両方がある場合は、短期分から先に控除します。
長期譲渡所得の場合、「(売却価格 − 取得費 − 譲渡費用 − 特別控除50万円) × 1/2」が他の所得と合算され、合計所得に応じた税率が適用されます(編集部算出。国税庁 No.1460 の計算式に基づく)。
確定申告に向けて、まず取得費の考え方を把握しておきましょう。取得費とは、そのブログを取得するためにかかった費用の合計です。無料のブログサービスや自分でドメインを取得して開設したブログの場合、実際の取得費が0円に近いケースもあります。取得費が低いほど譲渡所得(売却価格 − 取得費 − 譲渡費用 − 特別控除50万円)が大きくなるため、課税対象の金額も増えます。譲渡費用には、売却のためにかかった直接費用(仲介手数料など)を含められます。
実際の確定申告では取得費の算出方法・経費の扱い・他の所得との合算による税率の変動など個別事情が絡みます。売却額が大きい場合や申告に不安がある場合は、税理士または最寄りの税務署にご相談ください。
よくある質問
Q1. ブログを売却するとき売り手に手数料はかかりますか?
ラッコM&Aでは売り手の手数料は成約時0円です。サイトマは成約額の20%(税別)・最低49.5万円(税込)の手数料があります。サイトキャッチャーの直接交渉プランは売買代金の3%・最低55,000円(税込)です。サービスによって構造が異なるため、申込前に各公式ページで確認してください。
Q2. 収益がまったくないブログでも査定してもらえますか?
はい、対象になります。ラッコM&Aの成約データでは、利益ゼロ〜マイナスのサイト238件の平均成約価格が約13.9万円で、そのうち45%以上が10万円以上で売却されています。収益ゼロでも、コンテンツ資産・ドメインエイジ・アクセス実績があれば査定額がつく場合があります。
Q3. 査定申込からお金を受け取るまでどれくらいかかりますか?
売買交渉・契約・サイト移行の期間は案件によって異なります。ラッコM&Aでは検収完了報告後3営業日以内に銀行振込が行われます。査定申込から成約まで数週間〜数ヶ月かかることが多く、買い手との交渉がまとまるまでの期間が最も変動します。
Q4. 雑記ブログと特化ブログで売却価格はどのくらい違いますか?
ラッコM&Aの成約データでは、雑記ブログが月間利益の15ヶ月分、特化ブログが23ヶ月分が相場の目安です。月利益5万円の場合、雑記ブログは約75万円・特化ブログは約115万円が試算の目安になります(編集部算出)。テーマの絞り込みと収益の安定性が査定額に影響します。
Q5. ブログ売却で得た利益には税金がかかりますか?
はい、総合課税の譲渡所得として課税対象になります(国税庁 No.1460)。最高50万円の特別控除があり、所有期間が5年超の長期譲渡所得は課税対象額が1/2になります。具体的な確定申告の方法は税理士や税務署にご相談ください。
Q6. 査定を申し込むとき何を準備しておけばよいですか?
月間営業利益・月間売上・記事数・月間PV数・月間UU数・サイトカテゴリ・収益モデルを手元に用意してください(ラッコM&A自動査定入力項目)。Googleアナリティクスと各収益管理画面のデータをあらかじめ確認しておくと手続きがスムーズです。
Q7. 複数のサービスに同時に査定を申し込んでもよいですか?
一般的に複数サービスへの同時申込は可能です。ただし、各サービスに「専任」や「非専任」の契約条件がある場合は注意が必要です。申込前に各サービスの利用規約を確認し、不明な点はサービスの担当者に問い合わせてください。ラッコM&A・サイトマ・サイトキャッチャーはいずれも無料で査定を受け付けているため、複数サービスの提示価格を比較することで相場感を把握しやすくなります。
