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アフィリエイトサイト売却の手続き—ASPごとの引継ぎと引渡しの順序【2026年版】

2026-10-06

この記事の要点

各ASP・国税庁・Google・ICANNの公式ページは2026年10月6日に確認しました(令和8年(2026年)10月時点)。事業者公式の値は、各社公式の2026年10月6日確認時点のものです。

ASPのアカウントは自動では引き継がれない。A8.net・もしもと違い、バリューコマースはサイトID単位で提携ごと譲渡できる

アフィリエイトサイトの売却手続きとは、サイトの引渡しに加えて、ASPのアカウントや提携を売主から買主へ付け替える手続きのことです。基本は「アカウントは移せず、買主が提携を取り直し、売主は登録を外す」ですが、バリューコマースはサイトIDごとの譲渡手続きがあり例外になります。

自分が使っているASPは、各ASPの管理画面の登録サイト一覧・提携一覧で確かめられます。次の表で、自分のASPの行を引いてください。

ASP アカウント自体の譲渡 提携・特別単価 売主がやること 買主がやること
A8.net 不可(メディアアカウント。サイト譲渡の手順は別にある) 自動では引き継げない。譲渡先メディアアカウントからの問い合わせで引き継げるケースが多いが、広告主の予算都合で希望に添えない場合もある 広告リンクの取り外し、登録サイトからの当該サイト情報の削除 譲渡先メディアアカウントでサイトを登録し、提携・広告掲載をやり直す
バリューコマース サイト譲渡の手続きあり(サイトID単位で現契約者から新契約者へ移管) 提携関係はサイトIDごとに引き継がれ、作成済みの広告は貼り替えなしで使える。契約者ランクと個別契約書は引き継がれない 譲渡対象のサイトIDを削除しない。口座情報を登録しておく 専用フォーム(個人名義)・お問い合わせフォーム(法人名義)での手続き
もしもアフィリエイト 原則不可(もしもが特別に認めた場合を除く。メディア利用規約第3条) 出典で確認できた個別規定なし。規約・サポートに確認 規約・サポートに確認 規約・サポートに確認
ラッコM&A(標準的な取引条件) ASP広告アカウント自体の引継ぎは不可 買主が新規に登録・利用申請をする 売主の登録情報がASP側に残っていると買主が登録できない場合があるため、登録を解除する 広告タグ・リンクは原状のまま引き渡され、買主が譲渡後に貼り換える
その他のASP(Amazonアソシエイト等) 規約・サポートに確認(本記事の出典では確認できていない) 規約・サポートに確認 規約・サポートに確認 規約・サポートに確認

ラッコM&Aの行は、ASPではなく売却プラットフォームの標準的な取引条件で、「標準的な条件と異なる場合がある」と書かれています。A8.netの規約(2026年9月1日規約改訂版)は、契約上の地位や権利義務を、相手方の書面による事前の同意なしに第三者へ譲渡することを禁じています。ASP側の手続きを経ずに、アカウントを黙って付け替えることはしないでください。

ラッコM&Aの案内では、AdSenseなどの広告アカウントも引継ぎ不可です。扱いはGoogleアドセンス サイト 売却 相場で確認できます。

売却の進み方は経路で分かれ、ラッコM&Aはエスクロー型の7手順、SiteBuy買取は成約後に移転してからお支払いになる

ラッコM&Aと SiteBuy買取では、代金と移行の順序が違います。ASP側の準備は、どちらの経路でも署名前に済ませます。大まかな相場はブログ 売却 相場、査定の考え方はブログ 売却 査定に任せます。

ラッコM&Aの場合は、次の7ステップです。売主の利用料金・手数料は無料で、売却サイトの査定・登録にも利用料金はかかりません(ラッコM&A公式)。ASP側の準備は、手順2の登録前から手順4の契約の署名前までに入れます。

  1. 自動査定(任意)
  2. 売却サイト登録。この前にASP側の準備をする(バリューコマースは口座情報が未登録・振込不可だと譲渡できず、A8.netは登録サイトが1つだけだと無料ブログ等で新サイトを開設して主サイトを切り替える対応が要る)
  3. 売買交渉。買主から特別単価の引継ぎを聞かれたら、保証できない点を伝える
  4. 事業譲渡契約。署名前に次の章の3点を確認する
  5. エスクローサービス。検収完了報告後に、売主指定の口座へ送金される
  6. 譲渡対象物の移行・検収。売主のASP登録解除(A8.net・ラッコM&Aの標準条件の場合。バリューコマースのサイト譲渡を使うならサイトIDは削除せず、下の第4章の手続きへ)とサーチコンソールの権限移管を、譲渡時までに済ませる
  7. 取引完了

SiteBuy買取の場合は、「お問合せ・査定依頼」→「成約後、ウェブサイトの移転(データやドメイン等)」→「お支払い」の3ステップです。エスクローの工程は無く、移転がお支払いより先になります。買取完了は、ご成約から最短7営業日が目安です(SiteBuy公式。「最短」で、条件により変わります)。買取でASPの付け替えやタグの貼り換えを誰が行うかは、本記事の出典では確認できていません。成約前に問い合わせて、契約時に確認してください。

経路がまだ決まっていない場合は、ブログ 売却 おすすめで経路を選んでから戻ってください。

無料ブログのサイトや運営者個人に依存したサイトは、利用サービスの規約や買主の判断で売れない場合があります。本記事の出典では条件を確認できていないため、出品・査定の前に、利用サービスの規約と売却先に確認してください。

契約書は署名前に、特別単価を前提にしない・登録解除の期限・タグ貼り換えの責任の3点を確認する

署名前に確認するのは、特別単価の扱い、売主のASP登録解除の期限、広告タグ貼り換えの責任の3点です。署名後は、ASP側の事情で条件が変わっても契約書を直しにくいので、署名の前に済ませます。

署名前の確認3点

  1. 特別単価を、引継ぎが前提の条件にしていないか
  2. 売主のASP登録解除を、いつまでに誰が行うか(A8.net・ラッコM&Aの標準条件の場合。バリューコマースのサイト譲渡を使うならサイトIDは削除せず、次の章の手続きへ)
  3. 広告タグ・リンクを貼り換える責任は誰にあるか
避けたい判断 こうすればOK
特別単価の引継ぎを前提に、代金や条件に織り込む A8.netの特別単価は問い合わせで引き継げるケースが多いが、広告主の予算次第。バリューコマースはランクと個別契約書が引き継がれない。引き継げない前提で契約書に書く
買主から言われるまで、ASPの登録を残しておく ラッコM&Aの標準条件では、売主の登録情報がASP側に残っていると買主が登録できない場合があり、譲渡時に売主側の登録解除が必要。A8.netは別に、サイト譲渡の手順として売主が広告リンクの取り外しと登録サイトからの当該サイト情報の削除を行う。いずれも時期を契約書で決める(バリューコマースのサイト譲渡を使うならサイトIDは削除しない)
ASP側に確認せず、アカウントを買主に使わせる A8.netの規約は、書面による事前の同意なしの権利義務の譲渡を禁じ、もしもは原則譲渡不可。ASPの手続きに従う

契約書は、ラッコM&Aの場合、弁護士監修の事業譲渡契約書が自動生成され、電子契約サービスDocuSignで双方に署名依頼が届きます(電子契約以外の契約方法も選べます)。買取で契約書をどう交わすかは、本記事の出典では確認できていないため、問い合わせ時に確認してください。

契約書の印紙税は、営業の譲渡に関する契約書が第1号文書の課税対象に含まれます。サイト売買の契約書が該当するかは個別判断なので、迷う場合は税務署・税理士に確認してください。

A8.netは譲渡先のメディアアカウントで登録し直し、バリューコマースはサイトID単位で移管して譲渡日は処理完了月の翌月1日になる

A8.netは譲渡先のメディアアカウントでサイトを登録し直し(譲渡先が未登録なら新規開設から)、バリューコマースはサイトIDごとに移管します。どちらも売主が先にやること(リンク取り外し・サイトIDを消さない)があるので、順番を守ってください。

ASP 実行順 注意
A8.net 1. 譲渡先が新規メディアアカウントを開設する(譲渡先が未登録の場合)
2. 譲渡元が広告リンクを取り外す
3. 譲渡元の登録サイトから当該サイト情報を削除する
4. 譲渡先でサイトを登録する
5. 譲渡先で提携・広告掲載をする
同一個人・同一法人が複数のアカウントを運営することは禁止されています。買主がすでにA8.net会員の場合の手順は、本記事の出典では確認できていません。A8.netに確認してください
バリューコマース 個人名義は専用フォーム、法人名義はお問い合わせフォームから、サイトIDを現契約者から新契約者へ移管する 譲渡対象のサイトIDは削除しない。口座情報が未登録または振込不可だと譲渡できない
もしもアフィリエイト 原則譲渡不可。特別に認められる手続きは、本記事の出典では確認できていません メディア利用規約第3条。サポートに確認

バリューコマースの譲渡日と報酬の振込先は、次のとおりです(バリューコマース公式の契約者情報ヘルプ)。

つまり、買主・売主が報酬の受取をめぐって揉めないためには、「売却日」ではなく「処理完了月」を基準に報酬の線引きを契約書に書くと確かめやすくなります。

サーチコンソールは確認トークンを使わず権限を渡し、売主のトークン削除とドメインの60日ロックを移行日までに確認する

サーチコンソールは、買主を「委任された所有者」として追加して権限を渡します。売主を確認済み所有者から外す場合は、サイト側のトークンを削除する必要があります。ドメインは、登録者変更後のレジストラ間移管ロックを移行日までに確認します。

物 誰が いつ 注意
サーチコンソール 売主(確認済み所有者)が、買主のGoogleアカウントを「ユーザーと権限」から追加する 移行日 確認トークンを使わず所有権ステータスを付与する「委任された所有者」を使う
サーチコンソールのトークン 売主 売主を所有者から外す場合 確認済み所有者を外すには、サイト側でトークンを削除する(HTMLファイルは削除、HTMLタグはソースから削除)
ドメイン 売主・買主・レジストラ 移行日までに確認 下の注意ボックス参照。移管費・期間はレジストラに確認
広告タグ・リンク 買主 譲渡後 ラッコM&Aの標準的な取引条件では原状のまま引き渡し、買主が貼り換える
ASP登録情報 売主 譲渡時(ラッコM&A)/ A8.netはサイト譲渡の手順内 ラッコM&Aの標準条件では、売主の登録が残ると買主が登録できない場合があるため、譲渡時に登録解除する。A8.netは広告リンクの取り外しと登録サイトからの削除(第4章の手順)。バリューコマースのサイト譲渡を使うならサイトIDは削除せず、第4章の手続きへ

ICANNの移管ポリシー(2024-02-21版)の現行ポリシーでは、登録者変更後は60日間、レジストラ間のドメイン移管がロックされます。登録者が事前にオプトアウトできるのは、レジストラが認めた場合に限ります。gTLD(.com等)が対象で、.jp等のccTLDは対象外です。移行日が決まっているなら、登録者変更の時期をレジストラに確認してください。

時系列は経路で違います。ラッコM&Aの場合は「契約→エスクロー入金→移行→検収→送金」で、検収完了報告後に売主指定の銀行口座へ3営業日以内に送金されます(3営業日は検収完了報告から送金までの日数、当日着金は送金手続きを行った当日の話、SiteBuyの最短7営業日はご成約からの日数で、起点が違うため並べて比べないでください。当日着金は口座情報に不備等がない場合の原則です)。SiteBuy買取の場合は「成約→移転→お支払い」で、エスクローは無く、移転がお支払いより先になります。

買取でもマーケットでもASPの規約は経路で変わらないが、買主が誰で価格を誰が決めるかが違う

ASPの規約上の扱いは、買取でもマーケットでも変わらないというのが編集部の整理です。違うのは、買主が誰か、価格を誰が決めるかです。

比べる点 買取(SiteBuyの場合) マーケット(ラッコM&Aの場合)
買主 SiteBuyが買主 複数の買い手
価格の決まり方 SiteBuyが査定し、価格を決める 売主と買い手が交渉する
ASP規約・特別単価の確認 経路によらず必要(編集部の整理) 経路によらず必要(編集部の整理)
ASP付け替えの担当 本記事の出典では確認できていないため、契約時に確認 標準的な取引条件ではタグは買主が貼り換え、売主は登録解除

売却手数料は、SiteBuyは売却手数料・見積査定料を一切いただいておらず(SiteBuy公式)、ラッコM&Aは売主の利用料金が無料で、公開範囲限定オプションを使う場合だけ別の条件になります。手数料の詳細はサイトM&A 手数料で確認できます。どちらが有利かは、価格・期間・手間を合わせて決めるもので、本記事では優劣を付けません。経路選びはブログ 売却 おすすめに任せます。

買取を使う場合は、無料査定フォームから申し込めます。

売った後のASP報酬は、バリューコマースなら譲渡月の前月までに確定した分が売主に入り、他は規約で確認し、申告は税理士に確認する

売却後の確認先は、報酬の受取先がASPの規約・ヘルプ、申告の要否が税理士の2つに分かれます。

報酬の受取先はASPの規約・ヘルプで確認し、申告の要否や所得の区分は税理士に確認してください。特別控除が受けられるとは限りません。

報酬の受取先は、バリューコマースの場合、譲渡日が処理完了月の翌月1日で、譲渡月の前月までに確定した報酬が売主(現契約者)、譲渡月以降が買主(新契約者)です。A8.net・もしもは、本記事の出典では報酬の扱いを確認できていないため、規約・ヘルプで確認してください。

申告は、確定申告の期間が原則として、その年の翌年2月16日から3月15日までです(国税庁 No.2020。令和8年4月1日現在法令等)。サイトの売却代金が譲渡所得に当たる場合は、特別控除が最高50万円あり(短期の譲渡益から先に控除)、長期(保有期間5年超)は総所得金額に合計する金額が2分の1になります(国税庁 No.1460)。ただし、事業用の商品などの棚卸資産や山林の譲渡は、譲渡所得の対象になりません。サイトの売却がどの区分になるかは、運営の態様で変わるため、所得の区分は税理士に確認してください。

ASP報酬そのものは、副業で営利を目的とした継続的なものなら「業務に係る雑所得」にあたります。これは報酬の話で、売却代金の区分とは別です。前々年分の業務に係る雑所得の収入金額が300万円を超える場合は、現金預金取引等関係書類の保存が必要です(令和4年分以後)。

まとめ:最初の一歩は自分のASPの行を引き、売却先に引継ぎの前提を伝えること

最初にやることは、自分のASPの行を第1章の表で引き、買主・売却先に「アカウントは移せず、特別単価は前提にできない」と伝えることです。

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よくある質問

Q1. アフィリエイトサイトを売ると、ASPのアカウントも買主に渡せますか?

渡せないのが基本です。A8.netはメディアアカウント自体の譲渡を承っておらず、もしもは原則譲渡不可(もしもが特別に認めた場合を除く)、ラッコM&Aの案内もASP広告アカウントの引継ぎは行えないとしています。本記事で扱う3社(A8.net・バリューコマース・もしも)のうちバリューコマースだけ、サイトIDを現契約者から新契約者へ移管する譲渡手続きがあります。その他のASPは規約・サポートに確認してください。

Q2. ASPの特別単価は買主に引き継げますか?

保証されません。A8.netはメディアアカウント間で提携状態や特別単価を自動では引き継げず、譲渡先からの問い合わせで引き継げるケースが多いものの、広告主の予算都合で希望に添えない場合もあります。バリューコマースは提携関係がサイトIDごとに引き継がれますが、契約者ランクと個別契約書は引き継がれません。もしもは出典で個別の規定を確認できていないため、規約・サポートに確認してください。

Q3. 売却前に確定したASP報酬は誰が受け取りますか?

境目は売却日ではなく、バリューコマースの場合の譲渡月(処理完了月の翌月1日が譲渡日)です。譲渡月の前月までに確定した報酬は現契約者(売主)に、譲渡月以降の報酬は新契約者(買主)に振り込まれます。他のASPは、本記事の出典では確認できていないため、規約・ヘルプに確認してください。

Q4. アフィリエイトサイトを売った後は確定申告が必要ですか?

申告の要否は、売却代金がどの所得区分になるかで変わるため、断定できません。申告期間は原則、翌年2月16日から3月15日です。ASP報酬が営利を目的とした継続的なものなら業務に係る雑所得の扱いになります。特別控除は、譲渡所得に当たる場合に限ります。税理士に確認してください。

Q5. サーチコンソールの権限はどう渡せばよいですか?

売主が「ユーザーと権限」から、買主のGoogleアカウントを確認トークンなしの「委任された所有者」として追加します。売主を確認済み所有者から外す場合は、サイト側のトークン(HTMLファイルは削除、HTMLタグはソースから削除)を削除する必要があります。削除の順序や時期はGoogleのヘルプで確認してください。

Q6. ドメインを移管するときに気をつけることは何ですか?

ICANNの移管ポリシー(2024-02-21版)の現行ポリシーでは、登録者を変更すると60日間、レジストラ間の移管がロックされます(gTLD対象。.jp等は対象外)。事前のオプトアウトは、レジストラが認めた場合に限ります。登録者変更の時期は、移行日から逆算してレジストラに確認してください。移管費・期間はレジストラに確認してください。